こころをふんわり軽やかに 日々のあれこれを紡ぎます

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「あのさあ、公園のバスケットゴールの板が半分割れていて、リングもネットがないから、直してほしいねんけど、どこに言ったらいいの?」

息子が、私に聞いてきたのは、3月のはじめ。

そんなん、建設事務所に言うたらええねん…

と言いかけて、やめた。

子供が、まちの動きに興味を持つ、かかわる絶好のチャンスではないか!と思った。
いきなり答えを言うのは面白くない。

どこに言うたらええんやろなあ?

すると、息子は、

「今度の飲み会の時に、誰かに聞いたらわかるかもしれへんから、聞いてみよう」

今度の飲み会、というのは、
私が結婚してこのまちに住み始めてから、何かと関わっている、地域のホームページ運営や震災慰霊祭の開催の活動をしているまちのひとたちの懇親会。

町内会長さん、元PTA会長、子供会長、学校の解放委員さんなど、いわゆる地元の有力者がたくさん参加していて、
その公園でお祭りもしている、あのおっちゃん、おばちゃん達なら、何か知っている、と考えた息子。
なかなか、目の付け所がよろしい。

そうしてみようか。
…と迎えた飲み会の日、私も息子も、仕事や習い事で大遅刻し、
気がついたら、お腹いっぱい、いい具合にほろ酔い加減で家路についてしまった…

やれやれ。

これでせっかくのチャンスを逃してしまったかな、と思ったのですが、
どうしよう?と息子にたずねてみると、
市役所に電話をしてみようか、と言う。

でも、何て言ったらいいんやろう?

もう、そのまま言うてみたらええんとちゃう?

そっか…
といったまま、月日が過ぎてしまった。

役所が開いているのは、私が仕事をしているとき。
そして、息子は、放課後、遊びに行っているか、バスケの練習に行ってしまうので、
なかなかハードルが高い。

そうして息子は卒業式を迎え、あっという間に入学式に臨み、
新しい生活が始まりました。

そんな中、件の公園で花見をした折、
息子がね…と何気に話したら、
友人が「市長への手紙」についておしえてくれた。

彼女は、昔、市長への手紙を出したことがあって、
きちんと回答を頂けたのだとか。

そうやって、市民の声は届くことが目に見えると、
「政治家?その人、嘘ついたりせえへん?」と、
政治や行政に対して何となく不信感を持っている子供にとって、
その思いを払拭できるいい機会になるんとちゃう?

なるほど。

政治家は何をしている人なのか、イマイチ理解できない上に、
政務活動費を不正に支出して、釈明?会見で、号泣した某県議のインパクトもあって、
政治や行政に対して、どこか不信感を持っている息子。

今回のことは、政治とは直接関係なくても、
そこで暮らす自分の声が、首長にどう届いて、どうなっていくのかを、
肌で感じることができるのは、なかなか貴重な経験になるはず。

そしてようやく、次の週に、図書館に設置してある「市長への手紙」の専用便箋を頂き、

バスケットゴールの板が壊れているので、直してほしいこと、
リングの網もなくなっているのでつけてほしいこと、
できれば、壊れにくいもので作ってほしいこと、

を書いて、月曜日、私が出勤するときに投函しました。

さあ、どうなる?
と思っていると、
自宅の電話に、知らない番号から2回、電話がかかってきている履歴が残っていることに気がついて。

番号を調べてみると、なんと、公園を管理している、東部建設事務所ではありませんか。

着信があったのは、木曜日の夕方。
我が家に誰もいない時間でした。

何だろうね?
と、気になりつつ、土曜日の朝、公園に行くと





リングにネットがあるっ!!!

板は、やはり左が割れたままでしたが、
息子の話では、
断面がもっと汚かったのがまっすぐになっている、とのこと。




息子の話では、
金曜日の夕方、学校から帰るときには、
まだ網もなかったし、こんなにきれいではなかったらしい。

ということは、金曜日の夕方以降に直した?
木曜日の電話は、その話だったのかしら…

驚くべき速さでの対応。

だけど、息子が言う。

「あんなネット、なんかおかしいし、板も、きれいになったけど直ってへんし」

ええ。
たしかに、ネットはついた。
何なら、リングも補強されている。
間違いなく、壊れにくく直されている。

だけど、バスケットゴールって、こんなんじゃない。

…という息子の気持ち、わからないでもない。
両手を挙げて、ありがとうとは言いにくい、この微妙な成果物。

ーところで、建設事務所は、息子に何を伝えたかったのだろう?

行政の開いている時間は、公には9時~17時のはず。

その時間に、息子は自宅にはいない。
このまま、話を聞けず終いになるのは、どうもしっくりこない。

私は、昼休みに、建設事務所に電話をしてみた。

息子が、市長への手紙を書いたこと、
バスケットゴールが直っているのを見たこと、
すぐに対応してくださったことには、感謝をするべきだと思うのだけど、
息子は100%納得しているわけではないこと。

そして、時間外になるとは思うのだけど、、息子がいる時間にお電話を頂けないか、と。

いいですよ、とおっしゃって下さった担当の方は、
お願いした時間に息子に電話をしてくださいました。

息子の話によると、

息子が市長への手紙を書く前、昨年の夏にも、
同じようにバスケットゴールを直してほしいという依頼があったこと。

そのとき、普通のネットを取り付けたのだけど、2ヶ月くらいで切られてしまったこと、

今回、息子からの依頼で、壊れにくいネットを付け、
フェンスに上ってリングにぶら下がらないでください、という注意書きを、フェンスに取り付けたこと、

これで、しばらく様子を見たいので、大事に使ってほしいこと、

板は、リングと一体になっているので、
様子を見た上で、取り替えること。。。

を、お話してくださったそうです。

それで、あなたは何て答えたの?

と聞くと、

「ああやって言われたら、ありがとうございましたしか言われへんやん」

ですって(笑)

納得がいった様子で、ひとまず息子と行政のやりとりは、決着をみたのでした。

ところで、息子にはまだ話していませんが、
やはり、リングのネットをつけるだけでも、予算が関わってくるそうで、
何度も直すことはできないのだとか。

管理といっても、四六時中目が行き届くわけではない、まちの公園に設置してあるバスケットゴールは、今、この公園にしかないのだそうで、
この先、板をなくして、リングだけにする、という案もあるそうなのですが、
そうするにも、100万の予算をつけなければいけなくて、
すぐに、なんとかすることもできないので、
今できる補強をしてくださったのだそう。

さあ、ここまで息子が知って、どう考え、何を思うのか。

まだまだ、深められることはありそうです。

それにしても、
月曜日に投函し、おそらく火曜日に届いて、
水曜日にはきっと何らかの指示があり、
木曜日に息子に連絡をし、
金曜日には直していた、
という、対応の速さには、驚きました。

このまちで、私が、息子が、市民としてできることを、教えてもらえた1週間でした。


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