こころをふんわり軽やかに 日々のあれこれを紡ぎます

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ごきげんよう。

賢い市民になろう~働く親のサークルからみた行政・政治~
では、
働く親のサークルの活動を通して、ここ10年ほどは、保育園、小学校事情がそれほど変わっていないことから、
当事者と、それを知る人が、もう少し声をあげていけたら、という記事を書きました。

私は、数年ですが、保育に関わった時期があり、
こういう話を、保育士の知人と話をすると、
働く親から見た、保育、教育の視点とはちょっと違ったものの見方、考え方があります。
それを【side B】として、書き綴っていこうかなあ、と思います。

〇保育時間の延長と子供

神戸市では、ここ10年で変わったこと、といえば、保育園の数が増えたことのほかに、
保育時間の延長があります。
保育園においては、各園での違いはありますが、延長保育の最大が20時までの園が増えてきました。
公立の学童(児童館方式学童)の保育時間が19時までになります。

「定時に会社を出てもお迎えに間に合わない」という親の声が反映された結果だと思いますし、
これにより、退職せざるをえなかった人が、引き続き働き続けられ、キャリアを積み重ねることができるし、
会社側も、人材の流出を防ぐことができるのかもしれません。

ところが、子供側からみてみると、睡眠時間が短くなっている、という調査結果も。
睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査の結果(文部科学省)
子どもの健康と環境に関する全国調査(ニコチル調査)

ご飯の最中に眠ってしまう子供はよく見かけますが、疲れている子供もよく見かけるのです。

そして、周りのお友達が次々にお迎えに来て帰る中、保育所や学童に最後まで残っている子供たちが、
寂しそうな顔をするのを見ることもありますし、泣く子もいます。
そして、ママ、パパがお迎えにくると、本当にうれしそうないい顔をするのも、見かけるのです。

学童が終わって、一人でおうちで留守番をしているのが嫌なので、お家に帰りたがらなかったり、
お迎えにきてほしい、と泣く子もいますし、
「お家に帰ってもママが忙しくて話をきいてくれない」「私(ぼく)(のお母さん・お父さん)も」
という言葉もちらほらと耳にします。
大人もいっぱいいっぱい。子供もいっぱいいっぱい。
だからこそ、保育の手は必要だと思います。

当然、子供の気持ちに寄り添いつつ、お母さんもお父さんも、お仕事を頑張っているのであって、
子供をないがしろにしているわけでは決してないことを、一生懸命伝えますし、
一緒に楽しく過ごしながら、お迎えを待ってはいるのですが、
子供たちは、大人が思うよりもずっとわかっていますから、
やっぱり、胸をぎゅっと締め付けられるときってあるんですよね。。。

〇保育専門職のキャリアが積みあがりにくい現実

…というか、保育時間が遅くなると、保育士の子供のお迎えやも遅くなります。
その結果、保育士のキャリアが、結婚、出産によって途切れてしまうこともあるかもしれません。
若い人がダメだなんてことは言いませんが、保育も子育てもベテランの保育士さんを、
なかなかお見かけできなくなってしまうかもしれません。

最近、保育士の給料水準がとても低いという話題もありましたが、
若くて給料を抑えられる保育士(それでも安い!)が、仕事を続けられない、というスパイラルは、
行政からの補助金と保育料だけでは如何ともしがたい現実なのかもしれません。

知人の保育所は、担任を持つ正職員、アルバイト職員のほか、朝、夜のみのパート職員など、
働き方、働く時間、関わり方も様々な保育士さんが働いていらっしゃるらしく、
究極のワークシェアリングだなあ、ってこの前感動していたのですが、
そういった仕組みができるのは、今のところやはり公立ならではなのかしら?と思ったりもします。
(それでも、不思議な制度があるみたいですけどね)

〇働き方と保育の壁

では、ワークシェアリングをして、短時間労働(いわゆるパート、アルバイト)になると、
今度は、勤務時間や日数により、保育所に預けられる優先順位が下がる、という現実があります。
これは、一般企業の働き方ではなく、フリーランスにも当てはまります。
子供との時間のために、一般企業での働き方をせずにいた結果、仕事にも制約がかかってしまう、
そんなことが、現実にあるようです。

非正規雇用労働者が全体の4割となっている最近の世の中で、長時間労働を強いられがちな
正規雇用労働者との間の格差もいろいろ話題に上るところですが、
こと、保育に関して言えば、どちらにも課題があるということになるのではないでしょうか。

…つまり、保育、教育、子育ての問題は、働き方、社会のしくみそのものにまで、問題は波及します。
高齢化社会においては、こうした子育ての話よりも、介護の問題のほうが先にくるかもしれない、
ということもあります。
福祉財源を、高齢者と子供で取り合う。
人口、投票者の割合ともに多い高齢者を対象にした政策に偏りがちになる。
そして、子供が育てにくくなる。。。
なんなんだろう、日本。。。

保育士や教員は、やはり子供の発達成長のプロです。
我が子のプロは、親です。
その2つがかみ合ってこそ、子供が安心して、安全に、健全に育つのだと私は思っています。

前の記事で、「間違えても誤解でもいいから議論をすることが大事」と書いたのは、
有権者として親の要望ばかりを優先するするような形でトップダウンで動く保育園、教育行政と、
(いや、行政部署でも専門家の知恵と力があるはずなのですけどね…)
今とこれからの発達を専門的に語ることができる保育士、教員などの専門職が、
もっと対話できる時間があれば、との思いも込められています。

さて、私は何ができるでしょう。

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